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腐ったみかん
さて四月です
新入生・新入社員の季節
新年度の始まりです
この時期になって想い出すのは
探偵業以前に、番長の元に来た若い衆たちのこと
大勢の若い衆を面接し雇用
色んな奴がいました
中には問題のある子もいて
それも又、楽しかったもんです
かわったところでは
おなべ
性別は♀だが外見は♂
「男でも辛い仕事なのに大丈夫?」
と聞いても
「自分、男ですから大丈夫っす!」
なんて言ってたわりに
一週間程度でケツを割って逃げた(笑)
根性のカケラもない奴やったね
それと
田舎のガキ大将
母親に連れてこられた中卒小僧
威勢だけは良かったが
ある日、仕事に出てこない
寮に行ってみると
シンナー吸ってやがる・・・
シメてやろうかと思ったが
とりあえず母親を呼び出す
母親と本人を前に話しをする
と
昨日、この子の先輩が事故で亡くなりまして
すごく慕っていた先輩でしたので、この子もショックを受けて
なんて訳のわからない言い訳を母親が切々とする
本人は無言
お母さんはシンナーを認めてるんですか?
と聞くと
淋しかったのだと思います
なんてアホ丸出しの返事
まるでシンナー吸引が合法かのような答え
この母親に何を言っても無駄と思い、本人に話しをすると
むすーっ表情で、ふてくされて話す
そのまま表に引きずり出し、ボコボコにシメました
で
次の日、脱走(笑)
しょうもない奴
口だけ
腐ったみかん
番長の経験でいえば
子供が腐っているのは、家庭に絶対問題がある
前述のおなべの40過ぎの母親も
次から次へと場末の飲み屋で男をみつけては
同棲→結婚→離婚の繰り返し
挙句、アル中
※ アルコール中毒
田舎のガキ大将の母親も
誰かわからんおっさんの車に同乗してくる始末
※ 父親ではない
ず〜っと、車に乗ったままニヤニヤしてました
※ 貧乏臭そうな無精髭のおっさん
腐っているのではなく腐ってしまったということか
何かにどっぷり浸かってしまっている人間というのは
なかなか直らない
否、直してやろうという考え自体が傲慢なのかもわからない
それを考えると今の探偵業ちゅうのは楽や
探偵に憧れ
何か目的をもった若い衆達が大半やからや
年齢もある程度いってるし、社会経験のある奴が多い
だから、鉄拳制裁の必要もない
さて
新年度や
番長の事務所にもぼちぼち探偵志願者が来始めた
面接は拒まないが
性根をすえて来ないとアカンぞ
正直に
まっすぐ
番長の前で格好つけようたって無駄
格好悪いだけや
直球で来い

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探偵放浪記〜玄人のひとりごと〜
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